旅先での石拾いが趣味の美月ちゃんから石を使ったアート制作をしてみたい、とリクエストされて始まった今回の企画。いつか参加したいと思っていたといういたしおりさんを先生に迎えた籐アートのワークショップは、ディープな石トークも繰り広げられ、いつも以上に美月ワールド全開となりました。
ひと足お先に芸術の秋。石と籐(ラタン)のクラフト&アート体験
アートが好き。手仕事が好き。そして何より石が好き。今月の美月連載は石をオブジェに仕上げていく籐を使った誌上ワークショップをお届け。センスあふれる完成品に美月ちゃんも大満足!
”無類の石好きの二人が出会ったら…止まらない石トーク!その魅力は、素敵な思い出とともに”
美月:今日は石を使ったオブジェを作れると聞いて楽しみにしていました。私、無類の石好きなんです!旅先でも石拾いをよくします。
いたしおり(以下、いた):私も石が大好きだからうれしいです。石っていいですよねえ…。人に言うと、キョトンとされがちなんですけれど(笑)。美月さんは絵を描くのもお好きなんですよね。
美月:そうなんです。母が美術の先生の資格を持っていることもあって、絵を描いたり何か作ったりするのが子供のころから大好きで。
いた:私は美大出身なので、美月さんのお話を聞くとなんだか親近感を抱いてしまいます。ちなみに美月さんが石好きになったのは、どんなきっかけがありましたか?
美月:小さいころ祖父の家に遊びに行くと、川へ石拾いに連れて行ってくれました。普通の石に交じってキレイな天然石が隠れていたりして、宝探し気分で本当に楽しかったなぁ…。それが石好きになったきっかけかもしれません。今思えば、あのキラキラした石はきっと祖父がこっそり仕込んでおいてくれたんだと思います。
いた:ステキ!それは好きになっちゃいますね。私は展示会で地方をめぐる機会がありますが、その都度石を探します。産地ごとに顔つきの特徴があるんですよ。今日は埼玉の日高、焼津、小田原、石川…いろんな産地の石を連れてきました。美月さん、どれが好きですか。
美月:小田原の石が気に入りました。つるつるで石けんみたい。ひんやり冷たくて、ずっと触っていたい気持ちよさ…。石ってしみじみ奥深いですよね。この気持ちを共有できて今日は本当に幸せです(笑)。
いた:今日はその選んだ石に、籐を巻いてオブジェを作っていきましょう。石がまた違う表情になって、さらに愛着が湧きますよ!
教えてくれた先生は…籐(ラタン)作家・いたしおりさん
美大出身。手作りのかごバッグが評判を呼び、籐を使ったアート作品を手がけるように。年に数回開催されるワークショップも人気。開催時期など詳細はインスタをチェック。@itashiori
〈美月さん衣装〉シャツ¥19,800(サロン アダム エ ロペ)デニムパンツ¥26,180(オブラダ/シンチ)スニーカー¥6,380(コンバース/コンバースインフォメーションセンター)ピアス¥57,200ネックレス¥30,800(ともにミチ ウィルウェイ/フォーティーン ショールーム)
撮影/イマイハルカ モデル/山本美月 ヘアメーク/YUMBOU(ilumini) スタイリング/平沼洋美 取材/西道倫子 編集/月田彩子 再構成/Bravoworks,Inc.